1.4 すべての行が正規表現に一致する差分を抑制する
grep形式の正規表現に一致する行の挿入や削除を無視するには、--ignore-matching-lines=regexp(-I regexp)オプションを使います。シェルのメタ文字を含む正規表現は、シェルが展開しないようエスケープしてください。たとえば「diff -I '^[[:digit:]]'」は、数字で始まる行に対するすべての変更を無視します。
ただし、-Iが正規表現に一致する行の挿入や削除を無視するのは、そのhunk内の変更された行すべて、つまり挿入と削除のすべてが、正規表現に一致する場合だけです。言い換えると、無視できない変更が1つでもあると、diffはその周辺の変更一式を、無視できる変更も含めて出力します。
-Iオプションを複数回使うと、無視する行の正規表現を複数指定できます。diffは、各行をそれぞれの正規表現に照合しようとします。