2.5.1 edスクリプト
diffは、edテキストエディターに最初のファイルを2番目のファイルへ変更させるコマンドを生成できます。かつては、1つのファイルを別のファイルへ自動的に編集するのに適した出力モードはこれだけでした。現在はpatchがあるため、ほとんど使われなくなっています。この出力書式を選ぶには、--ed(-e)オプションを使います。
normal書式(文脈を付けずに差分を表示するを参照)と同様に、この出力書式は文脈を表示しません。ただし、normal書式とは異なり、diffを逆向きに適用するために必要な情報は含まれません。つまり、2番目のファイルとdiffしかない場合に、最初のファイルを作るための情報です。
ファイルdに「diff -e old new」の出力が含まれているなら、コマンド「(cat d && echo w) | ed - old」はoldを編集してnewのコピーにします。より一般的には、d1、d2、…、dNにそれぞれ「diff -e old new1」、「diff -e new1 new2」、…、「diff -e newN-1 newN」の出力が含まれているなら、コマンド「(cat d1 d2 … dN && echo w) | ed - old」はoldを編集してnewNのコピーにします。